川西市でNTTドコモに時効援用
2024/05/02
ブログの閲覧ありがとうございます。兵庫県川西市の司法書士三宅総合事務所です。
NTTドコモ(NTTファイナンス)からの督促状が来られた方に、時効援用で債務の解決が可能な方でしたので、ブログに上げます。
ご相談者様は、5年以上前に、NTTから請求書が来て、そのままになっていたというケースでした。
NTTドコモで通話料金や機種代などを滞納された場合、督促は、NTTファイナンスから送られてきます。これに対して支払いをされないと、裁判をされることも多いため、裁判の期日にNTTファイナンスがあがっていることもあります。これは、NTTファイナンスが裁判をする場合、支払督促の手続きで出されます。
これに対して和解希望もしくは、払えないという異議の申出書が出された場合に、裁判の期日が開かれたことによるものです。裁判を出されたら被告(支払督促の相手方)から、異議の申出(督促異議の申立)を出さなければ、仮執行宣言付支払督促が出されます。
異議の申立てを出した場合の手続きの流れ
口頭弁論期日が開かれることになるため、期日呼び出しの通知が裁判所から送られてきます。
裁判所によっては、期日の1週間前までに、答弁書を提出しなければ、原告の主張を認めた(認諾)として、判決となります。
通常の裁判の場合には、請求額を争う主張の答弁書が出ていないと、即日、判決となり恐れがあります。
裁判をされた場合は、判決確定から10年間は、効力がありますので、10年経過後に消滅時効の援用が可能となります。
これに対して、裁判をされていない場合は、最後の請求時か、払った時から、5年経過すれば時効援用ができます。
NTTファイナンスからの請求のご依頼を受けましたら、受任通知を送付します。
受任通知を送ることで、債務の承認や時効の更新になるのではと心配される方もおられますが、この受任通知では、債務の承認には、当たらないため、債務内容を確認の上、時効援用をしています。
NTTファイナンスからは、通常、3週間ほどで当事務所に回答書が送られてきます。
事務所様によっては、依頼者の方がもってこられた請求書か回答書をもとに、時効援用を出されることもあるようですが、NTTファイナンスの場合は、回答書では、最終の請求書の記載内容があるだけであり、その後にお支払いされたかどうかや債務名義があるかは不明なため、時効かどうかの確定ができないため、法律専門職としては、時効中断事由の有無を直接確認しています。
それは、この回答書には、最後の請求月と滞納額の記載がありますが、この請求書に対して支払いをされたことがあるか、判決があるかの記載が無いため、この回答書をもとに、時効援用通知を送れば、まだ、時効にはなっていないと連絡が入ることになるため、債務整理の解決方針を変更せざるを得ないことがあるようです。
この方の件では、最後の支払いから5年が経過していないということが判明しましたが、時効直前であるため、5年経過後に送付して下さいということで、解決が可能となりました。
これら時効の中断が無いことを確認できれば、配達証明付き内容証明郵便で時効援用をします。
内容証明郵便が配達完了できましたら、10日ほど経過してから、信用情報の時効処理の手続きが済んだかどうかの確認の連絡も入れています。
これに対して、原契約書やカード申込書などの返却を希望される方がおられますが、原契約書の返還を求める場合は、完済しないと返還は通常、されません。
川西市でNTTファイナンスに時効ができるかもと思われたら、司法書士三宅総合事務所にお電話下さい
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