兵庫でギルド（ハッピークレジット、信和）の時効援用

ブログの閲覧ありがとうございます。兵庫県川西市の司法書士三宅総合事務所です。

 

今回は、ギルドから裁判を起こされた方で、時効援用で解決がつきました。ご相談者様は、ハッピークレジット、信和の両方のお借入れがあり、最終取引が両方とも平成14年の方でした。ハッピークレジットと信和が合併していることから、その後、ギルドの社名になりました＊。そのため、今回の2件の債権を提訴されました。今回が2回目の裁判ということもあるため、受任通知を送る際も、債務名義についても送付を依頼しました。

2週間で取引明細書が送られてきましたが、債務名義は無かったことから、連絡もしたうえで、2件とも債務名義が無いことを確認できましたので、時効援用の答弁書を提出したところ、取下書が送付されてきて、無事解決となりました。

 

ギルドは、大阪簡裁に多数の訴訟を提訴していることから、通常は、2回目の裁判ということが多く、以前、ギルドで和解をしなければならなかった方は、今回が2回目の裁判で、振込み日までの損害金も含めて1円も減額できませんとのことで、やむなく全額認めた和解をしなければなりませんでした。

そのため、時効になっていなければ、早期に和解を提示して、全額一括支払いとしなければ、26.28％の遅延損害金を完済まで支払いをしなければなりません。

 

過払いの場合は、良くて1％の和解ですが、貸金返還請求の場合は、全額回収とのことで、債務者様にとって、大変な会社です。

川西市で司法書士をお探しならば、当事務所にご相談下さい。

 

＊ギルドは、ハッピークレジットと山陽信販、信和が合併してトライトになり、ヴァラモスを経て、ギルドになっています。